賀正 あけましておめでとうございます
医療法人社団 心司会  理事長 佐藤龍司

かしこまった挨拶は、どれをとっても私には不得手なものです。
ですから新年のご挨拶なんて言う、かしこまった文章は書けません。

 平成22年12月31日18時に帰宅。その後、子どもたちは年越しそばを食べ、傍らでいつもの焼酎を飲むわたし。
 いつもと違うのは、つまみがおせちの一部であること。
 床に転がりテレビを見ながら新年を迎える。
 隣の神社から大きな太鼓をたたく音が聞こえ、ああ年が明けたなと思いつつ床につく。

 平成23年1月1日は、夜中いつまでも寝つけず、隣では嫁さんと犬のいびき。3時を過ぎたころにまどろむ。
少し朝寝坊して、味噌味の雑煮、かまぼこ、卵、きんとん、きんぴら、エビなどなどが並んだ食卓で、お屠蘇を1杯。改めて新年のあいさつを交わし、子供たちにはお年玉を渡す。
 そしてしょうわへ。
 回診を終えて、今原稿を書く。

 時間は常に連続していて、留まることがない。
 生活も連続してとどまることがない。
 年越しの夜の束の間に、ほんの一瞬でいいから時が止まれば、何か違う年を迎えられるのだろうか。
 日々の流れの中で、
今年も、己のなすべきことをなし、己の想うことをなす。
日々の暮らしの中で、
思いついたことを実行し、失敗したことを改め、
歩き続けることで、時は過ぎていくのだろう。