ご記憶の方もいらっしゃるでしょう。
 3年前に傷害事件が施設内で起きました。
 被害を受けられた方はひと月後に亡くなられました。加害された方も認知症が進行し、
発する言葉も少なく歩くこともままならなくなりました。
 被害に遭われたご家族には、改めてお詫び申し上げます。
 そして亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
 
 この3年間一部ベッドを閉鎖し、職員教育を中心に改善に努めてきました。
 けれど成果は?と聞かれると、自信をもって語れない。
 そしてしょうわは15年目に入りました。色々なことがありました。いろいろな思いがありました。
 腹を抱えて笑うこと。なりふりかまわず突っ走ること。イライラして目を吊り上げて怒鳴ること。
 周りの人を思いつきで振り回すこと。どうにもできず落ち込むこと。
 何もかも投げ出したくなること。もうどうでもいいと思うこと。
 それでもいまもここにいます。前に進むか、後ろに下がるか。右に行くか、左に行くか。
 いまここに動かず、動けずにいます。
 経営と診療。どちらか一つに絞ればいいのに絞れない。どちらも妥協しないでやろうとすると
無理が出る。それが分かっていても妥協できず、中途半端になってしまう。
 人を束ねることが下手。人を使うことが下手。いつになっても上達できない。
 分かっていてもできない。

 48歳。無理もきかなくなってきました。力ずくで動かそうにも力が出ない。アイデアを考えようにも柔軟性がない。
 さて、どうしたものか。上達しなければ。

 以前に「夢の途中」と書いたことがあります。そう、まだ途中。
 それからの続きを書かなければ。

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